Amazonのレビューを見ると、皆さん素晴らしいことを書くと感心するとともに、自身の文章力と読解力の無さに情けなくなります。
「こころ」は、3部に別れるのですが、メインは「先生と友人K」の話でしょう。
「裕福な家庭で生まれ育った先生は、両親の死後、伯父さんの財産の使い込みで人間不信になる。それでも、残りの財産に余裕があった先生は、学生生活を続け、経済的に困っている友人のKを自分の下宿先に住まわせ面倒をみていた。先生は、下宿先の娘に恋心を持っていたが、Kが娘に恋しており、どうしたら良いか分からず悶々と悩んでいることを打ち明けられる。先を越されてはと思い娘の母から、娘との結婚の了承を貰い、Kは、そのことをその母から聞かされる。その数日後に、Kは自殺する。先生は、娘と結婚はしたが、仕事もせずに罪悪感を持ち続けたまま暮らし、ついに自殺する。」
というのが概要だが、これを先生は長々と手紙に残す。
手紙には、当時の経緯や悔しさ、嫉妬、罪悪感などの感情が、しっかりと書き記されている。
現実なら、客観的に自分の感情を観察・分析でき、かつ文章にまとめて、人に伝えることができる状態では、自殺はしないだろう。結末は、「この手紙を書くことで、生きようと思った」という話になるのではないかと読み進める途中で思ったくらいだ。
息子も中学生で、この本を読むかもしれないが、私ははっきり子供たちに言うであろうことは、
「こんなことは、死ぬ理由にならない」
ということだ。
「裕福な家庭で生まれ育った先生は、両親の死後、伯父さんの財産の使い込みで人間不信になる。それでも、残りの財産に余裕があった先生は、学生生活を続け、経済的に困っている友人のKを自分の下宿先に住まわせ面倒をみていた。先生は、下宿先の娘に恋心を持っていたが、Kが娘に恋しており、どうしたら良いか分からず悶々と悩んでいることを打ち明けられる。先を越されてはと思い娘の母から、娘との結婚の了承を貰い、Kは、そのことをその母から聞かされる。その数日後に、Kは自殺する。先生は、娘と結婚はしたが、仕事もせずに罪悪感を持ち続けたまま暮らし、ついに自殺する。」
というのが概要だが、これを先生は長々と手紙に残す。
手紙には、当時の経緯や悔しさ、嫉妬、罪悪感などの感情が、しっかりと書き記されている。
現実なら、客観的に自分の感情を観察・分析でき、かつ文章にまとめて、人に伝えることができる状態では、自殺はしないだろう。結末は、「この手紙を書くことで、生きようと思った」という話になるのではないかと読み進める途中で思ったくらいだ。
息子も中学生で、この本を読むかもしれないが、私ははっきり子供たちに言うであろうことは、
「こんなことは、死ぬ理由にならない」
ということだ。
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