シンガポールの友人の奥さんが、2週間前に乳癌を発見した。
翌週には、両胸を全摘出と言われたらしい。
あまりにショックであった奥様は、従来のがん治療法を否定し、自然療法を選択するという。
今回、ご自宅にいってお話をしたが、最初の医者からの冷たい宣告に対し強く抵抗を感じられてるようだ。
がん治療に関しては何の知識もないので、よく調べられている奥様に対し口を挟むのも恐縮ではあるが、自然療法には不安を感じる。やはり、Apple社のスティーブ・ジョブ氏も自然療法を選択し、結局手遅れとなってしまった印象が大きいからだろうか。
日本での乳癌の治療はどうなっているのだろう?
インターネットで調べてみると、「樹状細胞ワクチン療法」というものを見つけた。
2010年にTV ワールドサテライトでも紹介されている。
http://www.youtube.com/watch?v=iX0pE2UA0NA
自分の細胞とがん細胞から、樹状細胞を培養し、これを体内に注射する。
この樹状細胞は、その特定のガンを攻撃するために培養された、いわばカスタマイズされた細胞だ。
注射は、2週間に1回を3カ月間、計6回続ける。
これによって、ガンの進行をとめるだけでなく、自分の細胞ががん細胞を攻撃してくれるのだ。
日本では、ベンチャー会社のテラという会社が推進しており、2010年時点で17の病院でこの療養を採用しており、症例も3100くらある。費用は、130万円~200万円程度で、保険は使えない。
従来の手術、放射線治療、化学治療ではがん細胞だけでなく、健康な細胞まで破壊してしまう。がんと戦うというよりも、がん細胞が死ぬのが先か、健康な細胞が死ぬのが先かの我慢比べのようなものだ。その点、樹状細胞ワクチン療法は、自分の細胞で戦い、かつ健康管理を行い体質改善により自然治癒力を高めて行くことができる。
この療法は英語では、dendritic cell therapyと呼ばれる。
早速、シンガポールの病院を検索してみたが、どうも採用している病院はないようだ。
友人には、同治療方の英語のサイトをお知らせした。
http://dendritic.info/
奥様の回復に有効な情報の一つであれば良いと思う。
万が一、日本で治療を受けることも考えて、
病院にはコンタクトして説明を聞いて用意しておくつもりだ。
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