夏目漱石の「三四郎」の中で、三四郎が熊本から東京に出てくる列車の中、何度か窓から弁当などのゴミをすてる場面がある。
電車の窓からゴミを捨てる?!
今では全く信じられない光景だ。
ただ、数十年前は車の窓からゴミを捨てる光景は記憶がある。
車道の脇は、弁当やらカンが一杯捨ててあり、「ノーポイ運動」なんていうものもあった。
文化が発展してくるとゴミのマナーも良くなるのだろう。
20年前のNYはゴミだらけだったし、10年前の中国深せん市もゴミだらけで恐ろしいくらいだった。
心理学でいわれるのは、壊れた窓や壊れた車を放置しておくとその周辺の犯罪率は増えるという。
かけた茶碗や壊れた家具があると、やはり家族の心も荒んでくるのだろうか。
我が家の裏庭にも、よくジュースのカンがすててある。
そのままにしておけば、余計ひどくなる。
数年前に、通り沿いに花を上はじめると、ゴミを捨てられることが減った。
ゴミをそのままにしているか、
通行人のために花を植えているか、
そういったところからその地域の住民の文化レベルを知ることができると思う。
他人のためにも、自分達のためにも、町は綺麗にしたい。
0 件のコメント:
コメントを投稿
注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。