シンガポール人は、優秀な営業マンだと以前ブログに書きましたが、創業経営者はあまりいないのではないかと思います。
私のパートナーの創業社長もマレーシア出身者と台湾出身者です。
もちろん、国家的企業の経営者はシンガポール人ですが、創業者または起業家というものではありません。
シンガポール人エリート達は、私の知る限り外国資本の企業でマネージャーとなっているケースがほとんどです。
シンガポール人エリート達の最大の武器は、ネイティブの英語力に加えて、北京語を話し、ヨーロッパと中国の文化を理解しているというところではないでしょうか。
ただし、今後グローバル化が進んでいくと、その強みは継続的なものとなるのかと、ふと疑問を感じます。
今は、まだ経済成長しきれていませんが、マレーシア、インドネシア、タイ、ベトナム、フィリピン、カンボジア、そしてラオスもグローバル化がすすみ、ヨーロッパの文化を理解し、英語が堪能なビジネスマンが増えるていくでしょう。そして、シンガポールと決定的に違うのは、それらの国は潜在的な内需を持っています。
また、そうした国々が起業した時は、同じ文化を持った働き手が組織として構成されます。個人プレーのエリート達は、どういった戦略をうってくるのか。個人としては、ひきつづきどこかの外資企業で生き延びていくのでしょうが、国としてはどうなるのでしょう。
余計なことでしょうが、今後のシンガポールの成長戦略は不安定さを感じました。
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