2014年2月11日火曜日

ベルギーの動物園でのキリン殺処分について考える

デンマークの動物園で、飼育しているキリンを殺処分にして、客の前で解体し、ライオンの餌にしたというニュースを見ました。

http://sankei.jp.msn.com/world/news/140210/erp14021023280002-n1.htm

残酷!

というのが、最初のリアクションです。

しかし、何が残酷なのか?

殺処分が?
解体ショーが?
ライオンの餌にしたことが?

殺処分については、
キリンを引き取りたいという里親?も現れたそうですが、
飼育環境が悪いということで、却下したそうです。
悪い環境で苦しむくらいなら、安楽死が良いというのは、
西洋人的発想です。
日本人なら、生きるチャンスを与える方が良いと考えるのでしょうが、
西洋人からみると、これは責任逃れでしかないと見えるそうです。
動物園としては、最良の方法が、安楽死だったのでしょう。

解体ショーについて。
殺処分した動物は、いづれにしても解体します。
これをお客の前でやるかやらないかの差。
見る見ないは客の判断。
動物園としては、こういう事実も知ってもらうために行ったということでしょう。

ライオンの餌。
キリンの死を無駄にしないということですね。


日本でも減少はしているものの、毎年17万頭の犬猫が殺処分されています。
里親探しもしていますが、ゼロにするには追いつかないでしょう。
殺処分は公開されているかどうはわかりません。
では、この殺処分をした犬猫は、焼却されるが、これがもったいなから、ライオンに贈呈しましょうということならどうなのか?

物事の善し悪しを、一つの型にはめて計ることはできないが、
この動物園は、殺処分にしなくて良い方法があったのでないかと思う。
一つは、避妊・去勢。
もっと、おおがかりな里親探し。他の動物園などもふくめ。
できる努力は全てしたのだろうか?

もし、無念の中で殺処分がされたのであれば、解体を公開できるのか?
涙ながらに、ひっそりと後処理を行うのではないかというのは、
日本人的感覚なのだろうか。

日本で殺処分をされている4分の3は猫で、その殆どが子猫だそうです。
もし、猫の去勢・避妊を適切に行えば、殺処分数を10万減らすことも夢ではないでしょう。犬も勿論のことです。

去勢・避妊は積極的に推奨していくべきだと思います。







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