2012年7月12日木曜日

シンガポール3日目~制約があるからこそ、成長ができる。

シンガポールで、3日目のトレーニングを受けています。
昼ごはんは、インドネシア料理をふるまってくれたのですが、
並大抵の辛さではなかったです。

日本では、ふつうの人の何倍も辛いものが好きなのですが、
今日のには、やられました。

今受けているトレーニングは、ITネットワークに関連することなのですが、我々の要望と、シンガポールのSIerの要望は、根本的に違います。

シンガポールでは、インターネットラインが非常に効果なものなので、課金をきめ細かくしたり、またはディスカウントしたり、使う帯域を絞ったりと色々と運用上の工夫が必要です。一方、日本はインターネットラインが安いので、あまり細かいことを気にしないで設定してつかえます。細かいことをすると、当然サーバーにも負荷がかかりますので、より高価なものを導入したり、いくつもの安いラインを集約してつかう機器なども必要になります。

こういった事情から、我々も何十倍も必至にトレーニングを受けています。人数も我々2名に対して、シンガポールは15名のエンジニアがそろって聞いています。

彼らは、「日本はいいな~。」といいます。

それはその通りなのかもしれませんが、彼らは、「学ぶ」ことを楽しそうにやっています。
カナダからきたメーカーのエンジニアより、彼らの方が詳しいのがわかります。

日本も、自然災害があるから建築基準があがり、その基準が工業製品の品質にも生きてきてます。資源がないから、「もったいない」精神があがり、それが世界からリスペクトされる国民性につながっていると思います。

制約があり、それに対して誠心誠意対応することは、人間の能力や徳を向上させるものだと、感じます。

このシンガポールの会社の社員は、困難な問題にも笑顔で対応しており、仕事を楽しんでいるのがわかります。そして、我々にもとてもやさしくしてくれます。業績もうなぎのぼりに上がっているのは、彼らのお客様から、そういった面が高く評価されているからだと思います。

この会社の社長とは、10年来の友人です。
彼の性格が、会社の雰囲気に生きていることがよくわかります。





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