盲導犬の繁殖犬(♂)ボランティアをしています。 ブラックラブラドールのイルームは、パピー時代を我が家で過ごし、6か月盲導犬センターで訓練を受けたのち、繁殖犬になり、我が家に戻ってきました。 イルームが健康で恰好いいスタッドであり続け、沢山の盲導犬パピーを世に送り出すお手伝いをしています。
2012年7月23日月曜日
第1回目 パピーレクチャー レビュー
昨日のイルームのパピーレクチャーのレビューが、盲導犬センターより届きました。
①保定(動かないようにする)のポイント
・足の間に犬の体を入れて、逃げないようにする。
※一度逃げれた経験をすると、次も逃げようとしますので、勝手に逃げないようご注意ください!
(イルームの経験)
イルームを保定(ほてい)し、耳掃除と爪切りをしました。
爪切りを異常に嫌がり、イルームの兄弟達が預けられているファミリーも、びっくりするくらい、悲鳴をあげていました。あまりに嫌がるので、噛まれるのではないかと思ったくらいです。トレーナーは、「絶対に逃してはだめ。癖になるから」といい、殆ど羽交い絞めに近い保定でイルームを抑えました。爪切りは、先っちょを削るくらいでしたが、センター中に悲鳴が鳴り響きました。
爪切りが終わると、イルームはすっかりエネルギーを使い果たし、グーグーねて、後のトレーニングはできませんでした。
②給餌、飲水時のポイント
・その場に多数の人がいる場合は、指示を出す人は一人だけにする。
・食器を置いた瞬間に食べ始めないようにする。
・Waitを知らない犬は、勝手に食べ始めようとするため、カラーを持って待たせてWaitを教える。
→ 徐々にカラーを持つ手を緩めていきましょう!
・「OK」の指示で食べ始めるようにする。
※食器を置くタイミングと、「OK」の指示を出すタイミングを別にしましょう!
※待たせている間に勝手に食べられてしまうと、なかなかWaitが教えられません。
失敗しないよう、ご注意ください!
※8月に提出する報告書に、ご飯を食べるのにかかる時間を記入して下さい。
(イルームの経験)
トレーニングに行く前に、ご飯を食べさせていたので、イルームは見ているだけでした。他の兄弟が食べているのを見ても欲しがる素振りは見せませんでした。
家では、ご飯の時、器を見せると飛び回って喜びます。
玄関で、Sitさせて、Waitして、私がガレージで、器にドッグフードを入れるのをジッと見ています。
時々、出てきてしまうときもあるけど、基本的にはしっかりとWaitできてます。
フードを入れた器を持ってはいり、「ハウス」というと、イルームは、ケージの中に飛び込んで入ります。そして、Sit&Waitです。今では、カラーを持つことも、目の前を手で覆ってWaitさせる必要もなく、ちゃんとOKというまでウェイトします。
食べるのは、早いです。
でも、センターから借りている早食い防止の器なので、てこづりながら食べてます。
ご飯を食べている間、口元をさわったり、体をさすったり、器を動かしたりしますが、「ウー」とかいう唸り声を上げることはありません。
いい子です。
③遊びのポイント
・リードをつけて遊ぶ。 → リードに慣らすことと、逃げられないようにするためです。
・犬の目線でおもちゃを左右に動かして興味を引き付ける。
→ 犬が取れない高さに上げてしまうと飛びつきの原因になります!
・犬が楽しく遊べている時に「GOOD」と声をかけながら体全体を触る。
→ 特に顔を触ることで、手はじゃれつくものではなく、触られるものだと教えていくことが出来ます。
(イルームの経験)
光るボールと、リアルな鳴き声を出す豚の人形、熊の縫いぐるみがお気に入りのオモチャです。
全部、遊び方が違います。
光るボールは、投げてあげるとちゃんと咥えて持ってきます。アウトもスムーズにできます。
豚の人形は、音を鳴らすのを楽しんでいるようです。
熊の縫いぐるみは、噛んで引っ張ってもらうのが好きです。また、この人形には、腰振りをしたりします。
今まで、リードをつけて遊んでないので、これからはリードをつけて遊ばせます。
2回目のワクチン接種したので、1週間後には、コンクリートやアスファルトの上は歩くことが出来ます。家でリードをつけて歩く練習をたくさんしてから、少しずつお家の外を歩くようにしていきます。
外を歩く時は、TWO(うんち)が出てから行くようにします。
渋滞をさけるため、23時くらいに富士の家をでました。
行きは、車酔いしてはいたり、下痢しちゃったりしたのですが、帰りは、ケージの中でぐっすり寝ていました。
車の中では、ずっと泣き止まない子もいるそうですが、イルームは車が好きになりそうです。
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