2012年11月30日金曜日

UAEは、住むには退屈

11月21日から29日までのUAE出張も無事に終わり、本日より出社しております。
前半は、ドバイで写真をとったりする余裕もあったのですが、後半はアブダビで連日仕事とディナーの連続で、写真もロクに撮れませんでした。

今まで遠すぎる存在であった中近東が今回の旅で身近に感じることが出来たのを嬉しく感じます。実際に行ってみると、ニュースの見方なども変わってくるものと感じます。

ドバイもアブダビも、観光施設が大きくて、立派で、非日常を体験するにはエキサイティングなところです。ホテル、モール、レジャー施設など、ブラブラするだけでも、リッチな気分になれます。

でも、なにか物足りないのです。

文化がないというか、生活感がないというか。
それもそのはずで、人口の8割が移民で、それも数年の就労ビザなので、家族を国に残してきている人たちです。

どんなに人が歩いていても、お金がありそうなのは観光客、元気に働いているのはパキスタンとかバングラディッシュ、エジプト人です。ローカルは、民族衣装を着ている人たちだけでしょう。この人たちとはあまり話す機会はありません。

なぜなら、ローカルの人たちは、働いてないんですね。
国から家はもらえるし、
外国人が企業するには、かならずローカルパートナーが必要なので、そこからお金がもらえるし、
パートナーになららくても、移民よりも高いサラリーでローカルを一定数雇用しなくてはいけないという法律もあるしで、働かなくても生活が保障されています。


うらやましい?

そうでもないです。
いくら大きな家をもらっても、まわりは砂漠。
働く意欲も目的もない。
好きな格好ができない。
酒は飲めない。
インターネットは、制限されている。
夏は、暑過ぎて外を歩けない。
犬の散歩をするにも、道路が途中でなくなってしまう。
緑がない。

今はまだ、一部のリゾート施設の周りで遊べるだけで、
あとは建設中または、手つかずの砂漠です。

色々な国籍の人と話したけど、みんな此処は住むところではない、
お金貯めたら帰ると言います。

人間は、働いたりして生活があるから楽しいのではないかと実感しました。






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