2011年7月28日木曜日

人命にたいする敬意

テレビで、被災地を捜索する警察の方々に、敬礼を送る少年をみた。
マイクで「ありがとう」といって通りすぎる警察官。
少年は、最後の一台になるまで、敬礼を送り続けるという。

場面は変わり、北海道県警が側溝からこぶし大の被災者の遺骨を発見した。
うやうやしく包み、群馬県警に引き渡す。
群馬県警もこれを受取り、大切そうに車にのせる。
走り出す車にむかい、ズラッとならんだ北海道県警の方々が敬礼をして見送る。

被災し亡くなった方々に、精一杯の敬意をおくり、
遺族のもとに戻れるよう願い送り届ける心が、言葉がなくても、溢れ出している。

思わず、テレビに向かって手を合わせてしまった。

それにくればて、中国の高速鉄道の事故処理はひどい。

被害者にも、遺族にもなんの反省も敬意ももっていない。
車両を埋めたり、また掘り起こしたり。
叩きつけて渡すように慰謝料を決め、事故の原因調査も再発防止対策もそこそこ。

この差はなんだ。

日本も電力会社の隠蔽体質が明るみにでてきている。
それほど、威張れるものではないが、
日本国民の品格は、とても高いものだと、改めて実感した。

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