2011年7月28日木曜日

夏目漱石 坊ちゃんにでてくる清

夏目漱石の「坊ちゃん」を読んだ。
この本は、小学生のころだったか、手にして結局読み終われなかったと記憶している。

一本気な青年が、四国松山の中学教師として赴任をし、巻き起こす騒動を描いた物語。
狸、赤シャツ、野だいこ、山嵐、うらなり、マドンナと、あだ名をつけられた登場人物が物語をさらに愉快にしてくれる。

坊ちゃんを子供のころから世話をしてきた老婆・清が心に残る。

どんなことでも、坊ちゃんをほめて、勇気づけて、一緒にいたいと愛情を素直にぶつける。
こうした清のような存在が、子供には必要だと思う。

我が家は、おばあちゃんと同居しているが、やはり10歳の長男には、エコひいきといってもよいほどの愛情をそそぐ。とにかく、ほめて、おだてる。子供は調子に乗りすぎるところもあり、それがもとで私に怒られることもあるが、そうやって自尊心をつけていくのがよいのかもしれない。

そして、坊ちゃんはいつのまにか清の正直さと綺麗な心を人生の手本とし、人生を歩む。

物語は、清が死んでしまうが、そのあと、坊ちゃんはどんな奥さんをもらったんだろうか。


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