開成とか桜蔭の東大合格率が高いのは何故だろうと、ネットであれこれ調べていたら、東大受験専門塾の鉄緑会という塾の存在をしった。
その塾に在籍している生徒数が多い高校の、東大合格率がどうも高いらしい。ここ最近、東大進学率が落ちている武蔵中学などからは、あまり同塾に行っていないようだ。塾側も受け入れる生徒を、中高一貫校でかつトップ校の生徒にしぼっているようで、それらの指定校以外から入塾テストを受けて入るのは随分と困難なようだ。指定校には、慶応も早稲田の名もなく、このレベルと比べると、ブランド私立校も色褪せた感じがする。
東大を目指す子供達は、これらの東大受験専門塾に入るために難関校の中学受験をしているようなものなのだろうか。四谷大塚の説明会で、上位クラスにいて難関中学に合格する子は、7~8割型、低学年から塾通いを始めているらしい。東大を狙う子は、勉強三昧で12年間、走り続けるのだろう。
私のように、勉強にあまり縁のない人間には、12年も熟に通い続けるなど、それこそ子ども時代を牢獄で過ごすようなものだという感じをもってしまうが、他の分野に置き換えてみると当たり前のことなのかもしれない。
プロ野球やJリーグを目指す少年たちも12年間努力を続けている。ピアニストになるのだって、3歳くらいから英才教育を受け続けている。親の夢を引き継いでいる部分もあるのかもしれないが、スポーツや音楽に置き換えると、子供達が好きで夢中になっているという印象がある。東大を目指して勉強をし続ける子も、結局は勉強が好きな子供達なんだろうな。東大に入ることが、プロスポーツ選手になることと同じ成功だとすると、東大に入る方がずいぶんと成功の確率も高いし。
よく、東大生に「どうやって、勉強してきたの」と聞くと、「親に勉強しろとか言われたことがない」という。そりゃ、イチローとか、ダルビッシュだって、毎日親に「練習しろ!」とガミガミ言われて、いやいや練習をしてきたとは思えない。好きだからこそ、できるんだろうし、また才能があるから、できるんだろう。
私の子供達には、スポーツや音楽をやる感覚で、中学受験してもらいたい。
でも、遊びでもスポーツや音楽でも、やるからには本気でやらないと楽しめない。
その感覚は、つかんでほしい。
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